*TボードNEWバージョントラックには、メンテナンスが簡単になったトーションブッシングを採用しています。詳細はこちら
 
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メンテナンス

皆様、Tボード(Tboard)の調子はいかがですか?適度な坂道を追い求め、日々練習に励んで頂けているのなら、Tボード(Tboard)も喜んでいると思います。

さて、一見シンプルな外見のTボード(Tboard)ですが、実は様々なパーツによって構成されていることはご存じでしょうか。それ故、乗っているうちに色々なパーツに負荷がかかったり、汚れが付着することが多々あります。
このページでは、Tボード(Tboard)のパーツのメンテナンス方法と、一般的な組み立て方を紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。

 
.Tボード(Tboard)は大きく分けて「トラック」「ウィール」「デッキ」の3つに分かれています。この中で最も複雑な構造になっているのはトラックでしょう。 トラック1つで、実にこれだけの部品に分かれています。   2.まずはウィールから組み立てていこうと思います。
2つのベアリングに注目して下さい。ベアリングはABEC5のオイルタイプが標準装備されています。ベアリングはTボード(Tboard)のスピードを左右する重要なパーツです。こまめにメンテナンスをしないと、回転が悪くなったり、ひどい時には壊れてしまうこともあります。
     
 
3.スケートショップに行くと、このようなベアリング専用のオイルが市販されています。   4.上の写真のように、定期的にベアリングにオイルを注すことによって、ベアリングの寿命が長くなります。
     
 
5.そのとき一緒に、ウィールの中に入れる鉄製の芯にもオイルを注しましょう。次にウィールにベアリングを装着します。   6.まずウィールの中に芯を入れます。
     
 
7.続いてベアリングを2つ装着します。これでウィールは完成しました。次にトラックを組み立てます。
  8.トラックの組み立てには、+ドライバー、レンチ、六角レンチを使用します。 まずはトラックのプレートの部分を組み立てていきます。 ここでは前トラックの組み立て方を説明します。なお後ろトラックにはブッシュゴムをいれませんので、後ろトラックを組み立てるときには、ブッシュゴムの欄を省いて組み立ててください。
     
 
9.まずトラックのネジ山の棒の部分に、写真の方向でブッシュゴムを接続します。この作業にはコツがあり、手でブッシュゴムを押しこもうとしても、なかなか確実に入っていかないと思います。ある程度ネジ山が見える程度に押しこみましょう。 続いて、ネジでトラックとブッシュゴムを固定します。
  10.ネジで固定する際、ネジとブッシュゴムの間に、上の写真のように3つのワッシャーを入れます。
     
 
11.上の写真の順番で、左から、穴の小さいワッシャー、厚めのワッシャー、薄いワッシャーの順番でネジに入れます。
  12.ワッシャーをいれたネジを+ドライバーでねじ込んでいきます。この際、先ほど手で最後まで入らなかったブッシュゴムを、きっちり入れるのがコツです。 これでプレートとブッシュゴムの固定は終わりました。
     
 
13.続いてトラックのハンガーの部分をプレートの大きいネジ山の棒に差し込みます。   14.その上から、写真の真ん中のパーツ、右のパーツの順でネジ山に回して固定します。
     
 
15.右のパーツはきっちり六角レンチ(10mm)で固定します。   16.この時、ブッシュゴムがなるべく左右対称になるように、指でずらしましょう。 これで取り付けは完了です。 つぎにトラックとウィールを固定します。
     
 
17.まず、シャフトにワッシャーを入れます。順番は、薄いワッシャーを3つ、凸型のワッシャーの順番です。凸型のワッシャーの方向に注意しましょう。
  18.続いて、先ほど組み立てたウィール、凸型のワッシャーを入れます。このときも、凸型のワッシャーの向きに注意して下さい。
     
 
19.トラックとウィールを接続しますが、このとき注意してもらいたいことがあります。   20.写真のように、3つのワッシャーと凸型ワッシャーのあいだに、トラックのカギの部分を接続します。カギとカギの間は、凸型ワッシャー、ウィール、凸型ワッシャーの順番に入るようにします。
     
 
21.その後、カギの外側にワッシャーを3つ入れ、ナットで固定します。   22.トラックとウィールを固定する時には、写真のように六角レンチ(6mm)とレンチ(13mm)を使用して固定します。
     
 
23.これでトラックの完成です。 次にトラックとデッキを取り付けるのですが、この2つを固定するには、8本のビスを使用します。   24.このビスには、2種類の長さがあります。
     
 
25.長いビスは、トラックとデッキの間にライザーパットを入れる場合に使用し、短いビスは、何も入れない場合に使用します。   26.上の写真がライザーパットです。車高を若干あげたい場合に使用します。 そして、デッキの下にトラックを当て込み、デッキの上からプラスドライバーで固定します。
     
 
27.この際、ビスを対角線状に止めていくのがコツです。   28.これで前トラックの接続が終わりました。 同様にして後ろトラックも接続しましょう。
     
   
29.これでTボード(Tboard)の完成です。早速坂に出かけて乗ってあげてください。    
     
最後に保管場所について説明します。

 Tボード(Tboard)は、水や湿気に非常に弱いので、水分が付着した際はタオル等で拭き取りましょう。保管場所は、湿気が強かったり、直射日光に当たる場所には置かないようにしましょう。
 また、デッキの上には滑り止めのデッキテープが貼ってあります。デッキテープはヤスリ状になっており、ヤスリの目の部分に泥やほこりが入りやすいので、汚れたらタオル等で叩くようにして取り除きます。デッキテープが剥がれかけた場合は、のりなどで止めましょう。